カリカリ

ある休日の朝のこと。

和室で寝ている

あーちゃんのところに

行きたくて…

カリカリ

カリカリ

でも開かないので…

「とーちゃん開けて～」

マーちゃんの視線の先には

とーちゃんがいます。

とーちゃんは

「がんばれ！！」と開ける気なし。

ならばと

マーちゃんが向かった先は…

かーちゃんが

『そっち行っちゃう？』と

ツッコミを入れると…

また戻ってきて

カリカリ。

この真剣な表情。

何度がんばっても開かないので

おかしいなと思ったら

あーちゃんの布団が

引っかかっていました。

こんなこともありますが…

戸が閉まっていても

カリカリ開けられるようになって

リビングと和室を

自由自在に行き来できるようになりました。